試作前のデータの明暗試験について

キルト

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英国の国宝級パッチワークの布製レプリカを日本の技術で作成贈呈 - クラウドファンディング READYFOR
英国キルターズギルドが保有する国宝級のパッチワーク カバーレット1718の布製レプリカを日本の技術で作成し、贈呈しようというプロジェクト - クラウドファンディング READYFOR

試験の目的

試作で実際に布で比較するための明暗の範囲を決めること。範囲とは、明らかに暗い%と明らかに明るい%を決めることです。

もちろん、紙と生地では、特に質感が大きく異なるため、明暗の印象なども大きく異なることが予想されますが、10%以上ずれることはないというのが、専門家の助言です。

試験方法

日本で作成した明暗資料データを英国に送り、実物と比較して試験を行う。その際、MacのColorSyncを利用することで、色の同一性を確保する。作成した試験資料は次のもの。なお、実際には、最初、+16%から-24%まで4%間隔でデータを作成し比較してもらいました。その結果-24%が最も近いということで、さらにー28%と-32%のデータを作成し-28%よりも明るいことを確認してもらいました。

試験結果

英国側で行った比較試験の結果の写真です。 ※クリックすると拡大できます。

試験から得られた結論

A   データを色調整する必要がないことを確認した。 例えば、赤みが強いデータの場合は色調整が必要ですが、その必要はないことが確認できました。 もちろん、国の遺産として専門家が撮影したものなので大丈夫と思っていましたが、確認できたことは大きな安心です。

B   元データから明暗調整を中央値-24%として試作を行う。

もちろん、紙と生地では、特に質感が大きく異なるため、明暗の印象なども大きく異なることが予想されます。それでも10%以上ずれることはないというのが、専門家の助言です。

これらの結論を元に以下の試作が行われます。

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